2017年7月2日日曜日

出産 ②

翌朝5時、病院で助産師さんと落ち合います。家にいるより病院の方が気持ち的に落ち着きます。安心感があるよね。

内診してもらうと、子宮が4㎝開いてきています。でも赤ちゃんはあまり降りてきてなくって。。。。これって、また帰されるの?入院できるの?もうドキドキです!!!!

幸い、そのまま出産のため病院にステイできることに。ひと安心。でも陣痛は痛いし。内診で子宮を刺激されて、痛みがさらに増しました。

妊娠糖尿病のせいもあって、点滴を打ちながらの出産です。点滴、人生初。ってか、前夜に嘔吐してたし、食欲なくてなにも口にしてなくって。点滴はありがたかったです。
あとお腹に胎児の心音測定器をまきつけます。

出産ルームのベットで横になりつつ、陣痛の間にウトウトしつつ、でも痛みで起こされて。ベットの手すりがちょうど、痛んだ時につかむのにちょうどよくって。


とにかく赤ちゃんが骨盤に降りてきていないから室内をグルグル歩き回ります。
ロッキングチェアにまたがったり。疲れたら横になったり。

恥ずかしながら、痛みに耐えきれなくて叫びまくってました。我慢する方がストレスかなって。
疲れたらベットに横になって。それでも痛い!!8時ころ、今までにないくらい痛くて。そしたら「パン」って音とともに破水。そりゃあもう、水風船が割れるがごとくです。びっくりよ。それだけ赤ちゃんが降りてきたのかなって思うことに。
とにかく、ベットがぐちゃぐちゃに。入院服もぐちゃぐちゃ。痛みに耐えながら着替えます。

その後はトイレでいきみむ。もう、痛みのまま、本能のまま?いきみました。助産師に途中でそろそろベットに戻ろうって言われたけど、トイレで座っているのが一番痛みが楽なんです。もうすこしトイレに座ってたいってわがまま言いまして。それがのちに、大きな間違いでした。

子宮が8㎝まで開いてきたのでベットに戻ることに。内診で触られるのが一番痛かった。病院常駐の助産師さんが何人かやってきて、私の出産に加わります。今度はいきんじゃダメと言われ。呼吸でいきみを逃すのって。本で読んで知ってたけど、それもめっちゃ大変。だって痛い。
そのうち、ワラワラと病院のドクターやら助手やら看護師やら駆けつけてきました。病室には8人くらい医療スタッフがいて。

ドクターの判断で、胎児の心音が弱ってきているので、吸引カップで引っ張り出す判断が下されました。どうもトイレでいきみすぎたのがよくなかったようで。いきんで出そうとするんだけど、赤ちゃんがそこまで下がってきていないから赤ちゃんの体力が弱ってきているみたい。

あまりにも叫ぶから、問答無用でentonos gasの使用。痛みを和らげるガスだって言ってたけど、あまり効果を得た気はしません。気休めで楽になったて思い込むように吸い込んでいました。

そして、最後は麻酔。陰部に切れ込みをいれて、出てきそうな赤ちゃんの頭に吸引カップを取り付けて引っ張り出します。いよいよ、出てくる。早く出てくれーーーーー。ドクターの指示で目いっぱいいきみます。


出たーーーーーー。元気な女の子が出てきました。胸の上に乗せられて、感動。泣きました。頑張った!赤ちゃんが出た後、太ももにホルモンを注射して胎盤の排出を促します。出産の痛みに比べたら注射なんて軽いさ。

しばらく生まれてきたわが子を胸の上に乗せたままskin to skin。NZでは強く勧められていて、生まれてきた子に緊急を要する事がない限り、生まれてすぐに母親の胸の上に1時間ほどのせておきます。
日本と違って産湯もしません。生まれてベタベタついているやつは抗菌作用に優れているんで1-2日は洗わず。skin to skinが終わったら体重測定、体のチェック。そして初めての母乳。初乳を軽く飲ませます。タオルでベタベタをふき取って着替えを着せます。


私は切った部分の縫合を受け、やっとシャワー。腰がガクガクする。でもきれいに洗い流したいし。とりあえず流し落とす感じで。

担当してくれた助産師さんのペーパーワークを待ちつつ、わが子と戯れつつ、病室ですごします。生まれてから3時間ほどで病室を出ました。車で5分ほど行ったとこにあるbirthcareという助産院施設に移動です。


初めての出産。始めはbirthcareで水中出産がしたい、できるだけ自然に産みたい!!って言ってましたが、とんでもなかったですね。病院で産んで正解でした。あんなに痛みに耐えられなかっただなんて。何事も初めてでしたし。とにかく、無事に子供が生まれてきて一安心です。


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