2015年1月29日木曜日

Hunting cap - ハンチング

ハンチング作ってみた。

ハンチング帽子の型紙をもらってきたのです。

ニット帽は編むけど、帽子を縫うのは初めて。



試行錯誤しながらやっとできた。

型紙もらった時に「簡単やでー」って言ってたのに。いやいや、
初めは時間かかりました。数をこなしたら簡単だと思う。

モデルはさておき。

ちょっと小さいけど。できた。次は縫いしろを多めにとろう。

メインの生地はウールのツイード生地。


サイドは私の好きなチェック柄です。


裏地は花柄。生地がコレしかなかったの。



ツイード生地使用なので秋冬用です。


2015年1月27日火曜日

カンボジア アンコールワット編

なんだかんだで、あっという間のホリデーでした。無事にウェリントンに戻ってきました。

旅の記録が途中なのでザっと簡単にまとめておこうかと。

年越しをホーチミンで過ごし、1月3日にホーチミンからカンボジアのシュリムアップヘバスで移動。目指すはアンコールワット遺跡です。


ラオス横断のバス旅も辛かったけど、こちらも辛かった。バスがゆれるゆれる。山道走ってクネクネしてるわけじゃなく、カンボジアの道がボコボコでバスがたまに跳ねる。
NZなんかの住宅地の道で20km標識と共にある凸、そこにスピード落とさずバスが突っ込む感じ。だから跳ねる。おちおち寝てられない。

12時間近くバスに乗って、ようやく到着。

次の朝、さっそく遺跡ツアー。

おお、すげー。電気もない時代に人間がここまでのものを造ったのか。
壁の彫り物も細かいです。


すごい、すごい、超感動。。。できませんでした。

と、言うのも前の日にバスで見た映画のせい。
バスに長時間座って、窓の外も夜で暗いし何も見えない。早く着かないかなーって思ってたら、バスのテレビで映画が始まった。映画見ると寝ちゃう私ですが、その映画は面白かった。

森で狩猟をしながら暮らす先住民の心温まる生活風景から始まり、人狩り族?みたいな奴らに村が襲われた。家は燃やされ、抵抗したら殺されて、生き残った村人は奴らに捕まってどこかに連れて行かれていく。
連れて行かれたのはマヤ文明?みたいな文明の発達したところ。強制労働で後の遺跡となるであろう建造物が造られてる。捕まった女は人身売買され、男はまさかの生贄。祭壇で心臓抜かれて、首が落とされ、その首が階段をコロコロ。

なんか、目が離せなかった。これ、どうなんの?!ってとこでバス到着。(´゚д゚`)エー、ここで降りる。話の途中が気になり、モヤモヤしてた。

そんな翌朝、アンコールワット遺跡巡り。

この遺跡も強制労働で無理やり造られたんだ。
この階段、昨日見た映画で首がコロコロコロコロ転がってたのとそっくりだ(--〆)

なぜ到着間際にあの映画がバスで流れたのかも気になる。

「アポカリプト」って映画です。面白かったのでおすすめです。


クメール織り研究所とカンボジアの子供たち

アンコールワット遺跡のあるシュリムアップに3泊しました。そのうちの1泊はシュリムアップの街から遺跡を通り抜けて三輪タクシーで45分離れたへんぴな所。

コンクリートの道を曲がると4kmひたすら舗装されていない道を走る。なぜそんな所に?ってな場所。この小さな村にIKTTクメール織り研究所っていう施設があるのです。1日そこにお泊り。

実はこの村、日本人の森本氏がカンボジアの内戦で消えかけた伝統工芸クメール織りを復活させるためにできた村。初めは何もなかった土地に木を植え、家を建て、10年かけてここまで出来た村。

この村では織物の糸の原料である綿の栽培、蚕の養殖、染物の染料の藍やクチナシなど一から全部作ってます。

雨季には洪水になりやすいので家は高床式。家の下でカイコ飼ってます。これがシルクになるのだ。繭を作りかけ。

糸の紡ぎは手作業です。


そして織る。電気は使わない、と言うかない。夕方6時から10時まで自家発電機で最低限の明かりだけ供給。その時間は夕飯食べて、暗くなったら寝る。

糸から作って織物をするって世界中じゃここでしかやってないようです。カンボジア政府はもちろん、ロレックス賞とか世界的規模で表彰されました。

何が一番すごいって、森本さん、このクメール織り復活プロジェクトで村を作ったのが55歳の時。おじいちゃんが村作った!何事にも年齢を理由に夢をきらめては駄目なんだと学びました。
私もやりたいことまだまだ果たせていないし、挫折するにはまだ若いと思っておきます。

そこでもうひとつ印象的だったのは子供たち。

この村で働く人達、通いで来る人達の子供。母親が働く間、子供同士で集まって遊びます。

ゲームもおもちゃもないところですから、何して遊ぶのかなーってついていったら。
資材置き場で集まる子供。4,5歳くらいの男の子8人に対して8,9歳くらいの男の子1人。8人いっせいにおにいちゃんに飛び掛る。それを殴る蹴るで応戦するおにいちゃん。しまいには、1人捕まえて他の子に向かって放り投げる。見ててこっちが気が気じゃない。危ないなあ、怪我するぞ。
放り投げられて頭をぶって泣いた子が1人。あー、やっぱり。でも「えーーーーん、えーん、わははははは」泣いてるの?笑ってるの?あ、笑ってた。痛いけど楽しいみたい。
遠巻きでそれを眺める女の子たち。

おにいちゃんが移動するとゾロゾロゾロみんなついてく。昭和の日本もこんな感じだったのかな。
自分より大きな自転車乗り回す。

学校の数は足りてるけど先生が足りないので学校は午前か午後だけ。日本でもお金を出して貧しい国に学校建てたって企業があるけど、現状は先生不足。問題はまだまだいっぱいある。

いろいろなものを見て感じ、考えさせられた旅でした。

ネパール旅

1月11日からネパールへ9日間。今回は1人です。

初めてのネパール、どんな国か想像もつきません。

首都のカトマンズ。空港からして小さかった。ウェリントン空港より小さかった。

泊まりは友達の紹介でカトマンズ在住のリョウコさん宅。

なんとネパール、いつも電気供給がままならず、計画停電。地区ごとによって電気の来る時間が決められています。ホテルやレストランなど大きな施設は自家発電できるけど普通の家庭じゃ、電気が来ない時と来る時がある。だから冷凍庫はないし、洗濯機もない家がほとんど。今回、
お世話になったリョウコさんの手はしもやけで腫れていた。真冬も洗濯は水で手洗い。
水も時間帯によっては電気が来ないからタンクに水があげられなくて、出てこない。
極めつけに、リョウコさん家のガスが切れた。ガスのシリンダーを交換に行くが、ガスがない。1週間後じゃないとインドから入ってこない。

電気ない、ガスない、水ない、ないないない。そんな生活。

カトマンズを離れてチトワン行きのバスに乗ります。バスで5時間のはずでしたが。ちょうどストライキに当たってしまい、出発から1時間後にバスが止まる。道路閉鎖で2時間立ち往生。

ネパール、政治的に不安定で国をあげてストライキが起こります。そうなると規模にもよるけど警察が道路閉鎖。だからタクシーもバスも走りません。公共の施設は閉鎖です。

なんか、とんでもない国に来たぞ。

チトワン国立公園。ここで象に乗ってジャングルサファリ、カヌー、ジャングルウォーク。私、運が良くって野生のサイを6頭も見ました。

ワニも見れた。

象にも乗って。
象ブリーディングセンターで子象も見たし。
街中で象とすれ違う。

チトワン、ネパールの中で一番好きかも。行った時がシーズンオフで観光客少なくって、静かでのんびりしてた。運よくサイも見れたし。運が悪いと見れないそうです。

場所は変わって、ポカラです。チトワンからバスで5時間ほど。
ここではヒマラヤと日の出を見ました。エベレストじゃないけどみんな6000-8000m級の山々。

富士山があったら手前の山くらいなんだろうな。

ネパールはこんな感じ。

ネパールでシルバーネックレスのワークショップ

ネパールでお世話になったリョウコさん、ネパール人の旦那さんモハンさんが銀細工職人。ご夫婦で小さなシルバーアクセサリーの工房をカトマンズで営んでいます。

忙しい中、個人的にシルバーのワークショップを施していただきました。

作ったのはコレ。

鳥かご風ネックレス。中の石はミステリートパーズ。光が当たるとキラキラ光ります。石は近くの石屋さんで買いました。


銀のワイヤーワークなので簡単にできるはず、電気があれば。

銀を調達するところから見学です。

買った銀を炉で溶かして固めます。銀屋にいた犬。危険もなんのその。そこが一番あたたかいのね。
固めた銀を機械で伸ばします。
電気のくる時間が限られているので、この時間帯の銀屋さんは大混雑。

銀を買うのも、溶かすのも伸ばすのもここで全部できます。私の銀はここである程度ワイヤー状に伸ばします。

工房に戻ってワークショップ開始です。
買ってきた銀のワイヤーをさらに細くしていきます。コレが力仕事でした。2.0mmあったワイヤーを1.6mmまで細くします。目盛りのついた穴にワイヤーを通してペンチで引っ張る作業。手早く作業しないと銀が冷めてかたくなる。すると作業しにくい。


伸ばしたワイヤーをパーツに切る。パーツを溶接してくっつける。

上も溶接でくっつけて形を調えます。


電気がきていなかったので手作業で磨く。

電気がきたら電動のヤツで磨いて、石を入れて完成。


銀のワイヤーを作るところから見せていただきました。自分で作ったアクセサリー、愛着がわくね。

2015年1月10日土曜日

旅の途中④ ホーチミン編 Ho Chi Min

12月31日

ホイアンに2泊して今日はベトナム南部の商業都市ホーチミンに移動です。

フフフ、今回の移動は豪華に飛行機。バスだと20時間かかるところを飛行機で1時間です。

年末とあって、空港から市内へ行くのに大渋滞でした。

ホテルに着いたのが20時半ころ。ホテルの近くに大きな市場があるそうだ。歩いて15-20分くらい。夕飯はそこの市場へ行くことに。

ホーチミンの街へ繰り出します。

「バイク多いなー。」

車よりバイクの数が圧倒的に多いです。社会主義国なので車を所有できるのはお金持ちなんだって。庶民はバイクです。

地図を見ながら歩いているからゆっくり歩くのですが、だんだんバイクの数が増えてきた。しかも進む方向同じ。いつのまにか車道はバイクの大渋滞。ものすごい騒音と排気ガス。そのうち、歩道にもバイクの大渋滞。なんだ、なんだ。カウントダウンイベントでもどっかでやっているのか?!


写真、全部バイクの列。
騒音と排気ガス、人とバイクの熱気にやられ、途中で挫折。ホテルへ引き返しました。途中でご飯を食べに野外レストランへ入ったけど、あまりの騒音に何を食べても美味しいと思えない。


早々にホテルの部屋へ戻り、ママが持ってきた梅酒とマイするめで年を越しました。

年越しイベントを期待して大きな街に来たけど、来るもんじゃないね。静かに正月過ごすのが一番です。






旅の途中 ベトナム ダナン&ホイアン編 Dannan and Hoi an

12月29日 

ベトナム中部の最大都市、ダナンに来ています。ビーチもあって大きなホテルが立ち並ぶ、大きな街です。

大きな川に龍をかたどった橋が架かってます。


川沿いを散歩しました。あ、あのボート欲しいな。


ベトナムコーヒーを飲みました。私には甘すぎかな。

市場散策。売っている果物はタイと同じ感じでした。



午後はバスに乗ってホイアンという世界遺産のある街に移動です。バスに揺られ一時間。


ホイアンは16世紀末に国際貿易港として栄えた街です。歴史的建造物が立ち並び、趣きのある家が軒をつらねる町並みが世界遺産登録されています。

年末とあって観光客で賑わっています。


中華系のお寺。 

夜になると街中の提灯が照らされ、それは色鮮やかな町並みです。


古い家々の中はお土産屋、レストラン、カフェなど観光の街になってます。ベトナムの伝統工芸の展示や実演もあって、見どころ満載でした。

今回はこのホイアンに2泊しました。

2015年1月8日木曜日

Vietnam 旅に出た③ ベトナム突入編

朝、目が覚めたら全てが夢だった。。。。。

そんなわけもなく。目が覚めたら座席の間から、隣の通路側からおっさん2人の足が横にある。夢ではなかった。あのバスに乗ったのよね。これが現実。引き続き、ラオス横断のバスの中。

朝の3時頃、どこかにバスが止まった。ここはローカルな食堂?トイレ休憩か?そうそう、そろそろトイレに行きたかったんだ。

バスの乗客がみんな降りる。なぜかみんな食堂の2階へ。食堂のおばちゃんに私達も2階に行けと促される。2階に行くと布団が並べられ蚊帳で仕切られてる。そこでみんな雑魚寝。おっさんもおばさんもそこ寝る。

マジかーーーーーーーー。ここでまさかの仮眠タイム。

実はここ、ラオスとベトナムの国境がある村。

ラオスの国境事務所が開くのが朝7時。それまでここの食堂?休憩処?で仮眠です。まー、バスよりマシか。ママと一緒の蚊帳に入り、2人で1つの蚊帳で寝ました。



朝6時に起こされ。休憩処でお金払って、いざラオス国境です。(@^^)/~~~さらば、ラオス。


そして、ベトナム国境。バスから降りてパスポートチェックを受けます。


問題なく入国完了。バスが来るまで、近くの屋台で朝ごはんを食べることに。屋台は国境を超えてやってきた人で活気にあふれています。フォーを食べました。牛のダシがきいていて美味しいです!あの過酷なバス旅の後だからかな?胃袋に染み渡る旨さです。

さあ、そろそろバスが来るかな?来ない。。。

国境超えて30分経過。そろそろ来るんじゃないか。同じバスの乗客もチラホラ見えるから置いてかれてはいません。

1時間経過。来ないなーーーー。おかしいなーーー。ぞろぞろ同じバスの乗客が集まります。

1時間半経過。来ない。みんなで入国管理局の事務所に様子を見に行こうか?でも警察に事務所への立ち入りを止められます。
来ないよーーー。乗客の一人が警官に事情を説明し、事務所へ戻ることを許してもらいました。イミグレ事務所に行くと、あった!!バス。

何やってんのよ?もーーー。

どうやら、荷物を積みすぎて、全ての荷物を税関、検疫チェックされていたようです。

ベトナム国境で2時間、やっと出発です。スズメバチの巣も検疫に引っかからずに健在です。ただ今、9時30分。

後はひたすら走ります。目指すはベトナム中部地方最大都市のダナンです。

ひたすら走り、12時頃かな?バスがどこかで止まった。みんな降りるから、私達も降りる。
着いたのか?

いや、民家の作業場みたいなところです。トイレ休憩か?
いや、違う。
どうやらここは荷物の配達先らしい。バスの後ろの窓から炭の入った袋が出てくる、出てくる。

どんだけー。あの袋、全部バスから出てきました。

いや、まだ出てくる。炭の次は木材。。。チーク材?っていうの?テーブルなんかの分厚い板。5人掛かりで小屋の中に運んでいきます。それが4、5枚。
どんだけーーーーーーーーーーーよ。

チーク材が全部運び終わったと思ったら、今度は炭をバスの中に戻します。ハイ全て。

もーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なんなの。
開いた口が塞がらないってこういうことね。

この荷降ろしの為に1時間、ここで待ちました。

14時頃、ローカルの食堂にてご飯休憩。早く、目的地まで行って欲しい。

16時頃、やっっっっとダナン市内に入りました。長距離バスって街のバスターミナルで停まりますよね。もう、このバス、何があっても驚かない。海沿いの大きな通りで降ろされました。私達2人だけ。ベトナム語で何言ってるか分からないし、ここで降りろの一点張り。バスは残りの荷物と乗客を乗せ街中へ消えてゆきました。

近くのホテルでタクシーを拾い、今日の宿泊先へと向かいます。

長い長い一日でした。シャワーとベットの温もりに感謝しつつ、おやすみなさい。